前回の記事であまのじゃくな性格について書きました。(あまのじゃくな性格ってこんな人!『天邪鬼』はどんな妖怪?
その時に色々調べてみたんですけど、『あまのじゃくな性格を直す方法』的なものがいくつかヒットしました。
それらの記事を否定するわけではないんですが・・・なーんか、あまのじゃくな性格を良くないものと考えている人が多いみたい。
私はあまのじゃくな性格は直さなくていいと思っている派なので、そのへんについて書いていこうと思います。
あまのじゃくな性格は、ギャップという魅力
あまのじゃくな性格って簡単に言うと素直じゃないってことですよね。
たしかに素直じゃないことで勘違いされることもあるかもしれません。
でも勘違いは勘違い。
誤解だから、ながく付き合えばわかってきます。
勘違いで離れていく人もいるかもしれませんが、まあ仕方ない。
そういうものも含めて『縁』です。
それにあまのじゃくは、悪いことばかりじゃないです。
ふだん素直じゃない人が素直になったときの破壊力って半端じゃないですよ。
いつも素直な人には絶対に出せない魅力です。
ふだんとのギャップが大きいほど、魅力も大きいです。
あまのじゃくな性格を直そうとするんじゃなくて、うまく付き合っていく方向はどうですか?
ひねくれものの魅力、悪くないです。
ココ・シャネルの言葉を借りて
欠点は魅力のひとつになるのに、みんな隠すことばかり考える。
欠点はうまく使いこなせばいい。
これさえうまくいけば、なんだって可能になる。
(引用:ココ・シャネル 女を磨く言葉)
ココ・シャネルはあの有名ブランド『CHANEL』の創業者です。
20世紀を代表するファッションデザイナーの1人でもあります。
ところで、ココ・シャネルはとても痩せた体型でした。
それがきっけかで『モデルは痩せている方が良い』というのが常識になったと言われています。
植木理恵さんの言葉を借りて
容姿や教養など、自分の努力次第である程度なんとかなるものにコンプレックス=劣等感を抱くのは構いません。
でも、性格の核となる部分「気質」に対してクヨクヨ悩んでいるなら、それは本当にムダなこと。
なぜなら、気質は自分が持って生まれたもので、変わることがないからです。
(引用:http://news.livedoor.com/article/detail/7816551/)
心理学者の植木理恵さんの言葉です。
テレビなどでもよく見かける方ですね。
気質は変わらないから開き直っていこうというスタンスです。
この言葉を借りるなら、
×あまのじゃくな性格は直さなくていい
〇あまのじゃくな性格は直らない
ですね。
性格を直すために努力するのではなく、性格を受け入れて努力した方が報われそうです。
ゲーテの言葉を借りて
われわれの持っている天性で、徳となりえない欠点はなく、欠点となりえない徳もない
(引用:ゲーテ『ヴェルヘルム・マイステル』)
ゲーテはちょっと職業が多すぎるのでWikipediaから引用します。
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(Johann Wolfgang von Goethe[1]、1749年8月28日 - 1832年3月22日)は、ドイツの詩人、劇作家、小説家、自然科学者(色彩論、形態学、生物学、地質学、自然哲学、汎神論)、政治家、法律家。
なんでもやっちゃう人ですね。きっと超努力家。
そんな超努力家の人が言ってるんだから、そうなんでしょう。
あまのじゃくな性格は徳になりえます。欠点にもなり得ますけど。
わたしの言葉だけならともかく、3人の言葉を聞くと腑に落ちたのではないでしょうか。
あまのじゃくな性格は直さなくていいんです。
直す方法なんてググらなくてOK!活かす方向でいきましょう。
欠点が全部なくなったとき、人はロボットっぽくなるかもです。
完璧なロボットより、ちぐはぐな人間に恋していたいですよね。
ではでは、今回はこの辺で。