ももたろうは、おそらく日本一有名な昔話ですね。
知らない人なんていないと思いますが、桃から生まれた桃太郎が成長して犬・猿・雉を仲間にして、鬼ヶ島に鬼を退治し行く話です。
ふと思ったんですけど、ももたろうの教訓って何ですかね?
今回はこのももたろうの教訓について考えます。
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要約すると、
・鬼退治 → 社会に出ていく
・きびだんご → 質素
きびだんご(贅沢しないこころ)を大切にし、
・犬 → 恩を忘れない心
・猿 → 知識だけじゃなく、知恵を使える人間
・雉 → 勇気
この3つを身につけた上で、鬼退治(社会)に行き、
・宝物 → 信用
信用という宝を持って、親孝行したという話だそうです。
みごとな教訓ですね。
文句のつけどころがないです。
これもまたヤフー知恵袋からですが、外部の血を入れようという教訓もあるそうです。
限られた集落では種として弱くなるので、どんな人でもいいから外部の血を入れましょうということだそう。
川から流れてきた桃は、健康な女性の象徴だとか。
なるほど、これもありそうですね。
桃は不老不死の象徴ともいわれていますし、古来の日本でも不思議な霊力があると信じられていたそうです。
ここからは僕の見解ですが、教訓なんてないのではないかと思います。
ももたろうは実在するモデルがいたという話もありますし、あまり教訓めいたものはなく、ただただ分かりやすい「仲間を集めて敵を倒すお話」をつくったのではないでしょうか。
ただ教訓は無いと言っても、物語としての役目はちゃんとあると思います。
おそらくウルトラマンや仮面ライダー的な「ヒーローもの」の物語を必要としていたのではないでしょうか。
現実世界では、わかりやすい敵はいないですよね。
みんなそれぞれの思いをかかえて生きています。
だからこそ物語の中で、わかりやすい敵を倒したかったのではないでしょうか。
それなら教訓がなくても、これだけ話が広がった理由が分かります。
ヒーローものの原点のようなものではないでしょうか。
ただ、すぐれた物語は応用がきくものです。
そこから何かを学び取ろうとすれば、学べるものはあるはずです。
言葉にはできないにしても。
では今日はこの辺で。
またね。
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