計画的陳腐化とは?事例を挙げてわかりやすく説明します。

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計画的陳腐化とは何なんでしょうか?押さえておきたい3つの形態を事例を交えながらわかりやすく説明します。

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計画的陳腐化とは?一言で!

計画的陳腐化とは一言でいうと

お客さんが持っている商品を古く感じるように仕向け、新商品を買ってもらうようにする

という意味です。

計画的陳腐化とは?意味を詳しくわかりやすく!

計画的陳腐化についてもう少し詳しく説明します。

新商品や新しい技術はどんどん出てくるし、それ自体は喜ばしいことです。

新たな楽しみが増えるのは嬉しいことですよね。

ところで、あなたは新しい商品を買う時にこんなことを考えませんか?

『【今持っている商品】と【新しい商品】、どっちが魅力的だろう?』

わたしたちは多くの場合【今持っている商品】と【新商品】を比べます。

比べてみて新商品が良いと思った時に、お金を払って新商品を買うことを決めるんです。

そのため企業は日々頑張って新商品のアイデアを出しています。

この【比べる】というのがポイントです。

もしも【今持っている商品】が壊れていたり、古くなっていたりしたら?

多くの人は【新商品】を買いたくなるでしょう。

計画的陳腐化の狙いはここです。

【新商品】を買ってもらうために、お客さんが【今持っている商品】を古く感じるように仕向けます。

計画的陳腐化 3つの形態

計画的陳腐化は大きくわけて3つの形態にわけることができます。

1、機能的陳腐化
2、心理的陳腐化
3、材料的陳腐化

の3つです。それぞれ見てみましょう。

計画的陳腐化 事例①:機能的陳腐化

1つ目の形態は機能的陳腐化です。

新商品に新しい機能をつけることによって、【今持っている商品】を古く感じるように仕向ける方法です。

わかりやすいのはゲーム機・スマートフォン・パソコンなどの製品です。

プレステ4用のソフトはプレステ3では遊べません。

スマホ・パソコンはOSをアップデートさせないと使えないアプリや機能がどんどん開発されています。

【今持っている商品】がまだ使える状態だとしても、なんだか「取り残された」ような気がして新商品が欲しくなります。

計画的陳腐化 事例②:心理的陳腐化

2つ目の事例は心理的陳腐化です。

これは性能に大きな変化がなくても、デザインが違う商品を出すことで新商品を欲しくさせる方法です。

わかりやすいのは自動車・ファッションです。

車は定期的にモデルチェンジをしているものが多いですが、あれが心理的陳腐化です。

当時シェアでフォードのT型フォードに負けていたGMは巻き返しを図るべく、デザインを変えた新しいタイプの車を登場させることで、消費者が乗っている車を、人為的に流行遅れにし、新しい車への購買意欲をかき立てることに成功した。『計画的陳腐化』と呼ばれる手法で、これが自動車ビジネスにおけるモデルチェンジの確立である。

(※Wikipedia_モデルチェンジ(自動車)より引用)

自分の乗っている車がまだ乗れていても、新しいデザインの車が欲しくなりますよね。

ファッションもわかりやすい事例です。

流行やトレンドの移り変わりが激しく、シーズンごとにまだ着れる服を捨てる人も少なくないですよね。

計画的陳腐化 事例③:材料的陳腐化

3つ目の事例は材料的陳腐化です。これはなかなかエゲつないです。

一定期間でわざと壊れるようにつくって、買い替えさせる方法です。

有名なものにポイボス・カルテルという企業協約があります。

電球の寿命を1000時間以内にするという協約です。

当該カルテルは、アメリカ、フランス、ハンガリー、イギリス、ドイツなどの、異なる国籍を持った企業の間で国家を超えて結ばれ、当該カルテル参加企業においては白熱電球の寿命が1,000時間を越えないようにするという計画的陳腐化が世界規模で実行された。約20年間、電球産業における正当な競争を減少させ、寿命の長い電球を製造するための技術開発を妨げた。

(※Wikipedia_ポイボス・カルテルより引用)

電球の寿命が長くなると買い替えが減るということで、こういう協約があったそうです。

個人的には3つの形態のなかで一番どうなのかと思います。他の2つより強制的ですよね。

製品が壊れたときに『計画的陳腐化』なのか『技術の問題』なのかが私たちにはわかりにくいんですよね。

計画的陳腐化=悪なのか?

計画的陳腐化の中には『それって倫理的にどうなの?』と思ってしまうものもあります。

ただ『計画的陳腐化=悪なのか?』と言われると、それも難しいところです。

企業が新しい商品やサービスを買うために工夫するのは当然のことですし、ビジネス書などでも計画的陳腐化は紹介されています。

プレステ4を発売しているのにプレステ3の新しいソフトを開発しつづけろというのはムリがありますよね。

もちろん、意図的に故障するように設計するのは気持ちの良いことではありませんが。

やりすぎは良くないということですね。

【今持っている商品】を古くさせるのではなく、価値のある【新商品】を開発することにエネルギーを使った方が健全ですよね。

できればそうあって欲しいものです。

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気になるブログの記事を読んでくれてありがとうございました。1歳の子どももいるし、のんびりムリせずがモットーです。

これからも『気になる』情報をしっかり調べて、マイペースで更新していきます(*´ω`*)



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