メールで『架電の通り・・・』『架電にてお伝え・・・』って書かれても初めて見た人は『?』ですよね。
意味を説明します。
目次
架電の読み方
架電はかでんと読みます。
架電の意味
架電は電話をかけるという意味です。
人によっては単純に『電話(かける側でも、受ける側でもOK!)』という意味で使う人もいます。
例えば、
B社:はい、先日の架電の件ですね。明日資料をお渡しします。
のようなやりとり。
B社は電話を受けた側ですが、架電という言葉を使っています。
このように『電話』=『架電』という表現をしている人もいます。
架電は辞書にのっていないこともある不思議な言葉みたいです。
会社によってはふつうに使っているところもあります。
『架電の通り・・・』の意味と使い方
『架電の通り』は『電話したとおり・電話で話したとおり』という意味です。
使い方としては
■来週の打ち合わせは架電の通り、弊社のコンサルタントも参加致します。
などです。
メールで使われることがほとんどだと思います。
念押し・再確認のために使われる例がほとんどだと思います。
電話はデータが残らないので『電話の内容を改めてメールで』というときに使われることが多いです。
『架電にてお伝え・・・』の意味と使い方
『架電にてお伝え・・・』は『電話で話した件ですが・電話で1回話していますが』という意味です。
使い方は下のような例があります。
■架電にてお伝えした件ですが、ご検討いただけましたでしょうか。
■架電にてお伝えしていたより、納期を早くできそうです。
『架電にてお伝え・・・』は肯定にも否定にも、幅の広い使い方ができます。
電話に関する言葉
架電の類語や反対語など、電話に関する言葉を紹介します。
類語:電話をかける表現
■発信(はっしん)
反対語:電話をうける表現
■着信(ちゃくしん)
■受電(じゅでん)
■着電(ちゃくでん)
その他:電話中の表現
■通話(つうわ)
おまけ:荷電
おまけです。
架電と荷電は意味がまったく違います。
荷電は電気を帯びているこという意味で、日常で使うことはあまり無さそうな言葉です。電話は関係ありません。
おまけ②:掛電
おまけ②です。
『電話を掛ける』から架電を『掛電』を変換してしまう人がいるみたいです。
掛電という言葉はなく誤字なので気をつけましょう。
以上です。
架電という言葉は知らない人も多い言葉です。
自分からは積極的に使う必要はないと思いますよー。
コミュニケーションは専門用語は避けた方がベターです。
では!