不甲斐ない(ふがいない)の意味や使い方を調べてみました。類語や反対語も併せて紹介します。
不甲斐ない(ふがいない)の意味
『不甲斐ない』とgoogleで検索すると次の意味がでます。
ふがいな‐い
ふがひ‥ 【腑甲斐無い・不甲斐ない】
《形》歯がゆく思われるほど、いくじがない。
さらにツッコみます。
『歯がゆい』は
思いどおりにならなくて、いらだたしい。もどかしい。「―・くて見ていられない」
(goo辞書より引用)
『いくじがない』は
1 やりとげようとがんばる気力がない。「これしきで弱音をはくとは―・い」
2 だらしがない。しまりがない。
「泥溝板(どぶいた)のうえに―・い下駄の音が聞えて」〈万太郎・末枯〉
(コトバンクより引用)
これらから『不甲斐ない』はいらだたしい程やりとげる気力がないとか頑張る気力がなくてもどかしいという意味ですね。
シンプルに情けないでもOKだと思います。
本来の意味は精神的な足りなさを表現する言葉で、体力的な足りなさを表す言葉ではありません。
不甲斐ないの使い方
不甲斐ないという言葉は実際にどういう使い方をするのかを見ていきます。
■不甲斐ない自分
もっと頑張りたいのに、もっと頑張れるはずなのに、踏ん張れない自分を情けなく思う表現です。
同じような意味で『我ながら不甲斐ない』という表現もよく使われます。
■息子の不甲斐なさを嘆く
(親の目から見て)だらしなく覇気のない息子を悲しく思っている場面です。
■こんな試合になって、選手達も不甲斐なさを感じているだろう
情けなく思えてしまうような試合を嘆く表現です。
『不甲斐ない』はあまり女性には使わないイメージです。
不甲斐ない夫とは言っても、不甲斐ない妻という表現はあまり見ないですよね。
不甲斐ないの語源
不甲斐ないは本来は腑甲斐ないと書きます。
『腑』は内臓のこと。『心』という意味もあります。心底納得することを『腑に落ちる』と言いますよね。
『甲斐』は『それをした結果・効果』という意味です。わざわざ足を運んだのに期待外れだった時に『来た甲斐がない』なんて表現します。
ふがいないの語源は『心(腑)』の『結果(甲斐)』が『ない』です。
不甲斐ないの類語
不甲斐ないと似た意味をもつ類語を紹介します。
■意気地(いくじ)がない・・・最後までやろうとする気力がないこと
■軟弱(なんじゃく)・・・気持ちがしっかりしていないこと
■気概(きがい)がない・・・困難に立ち向かう意志がないこと
不甲斐ないの反対語
不甲斐ないと逆の意味をもつ反対語を紹介します。
■甲斐甲斐(かいがい)しい・・・きびきびして手際が良いこと
■誇(ほこ)らしい・・・誰かに自慢したいくらいの気持ち
■立派(りっぱ)・・・優れていて、堂々としている様子
以上です。
このブログも始めたころは毎日更新しようなんて思ってました。
全然できてないです。
不甲斐ない。