衒い(てらい)、外連(けれん)の言葉の意味をわかりやすく説明します。
どんな使い方をするのかなども合わせて見ていきますね。
衒い(てらい)ってどんな意味?
『衒い(てらい)』は『衒う(てらう)』の方がよく聞くかもしれません。『奇をてらう』などはよく使われる表現です。
『衒う(てらう)』は三省堂 大辞林によると次のような意味です。
①ことさらに才能や知識をひけらかす。また,実際以上によく見せかける。 「学識を-・う」 「奇を-・う」
②誇る。みせびらかす。 「人-・ふ馬の八匹(やつぎ)は惜しけくもなし/日本書紀 雄略」
これから衒い(てらい)は
才能や知識をひけらかすこと。実際以上によく見せること。
といった意味ですね。
また、よく見せようとするのでなくのありのままの姿であることを『なんの衒い(てらい)もない』などと表現します。
Lemon (初回限定レモン盤 CD+レターセット) [ 米津玄師 ] 価格:2,160円 |
外連(けれん)ってどんな意味?
外連(けれん)はデジタル大辞泉によると次のような意味です。
1 歌舞伎や人形浄瑠璃で、見た目本位の奇抜さをねらった演出。また、その演目。早替わり・宙乗り・仕掛け物など。
2 ごまかし。はったり。「言うことに外連がない」
見た目重視の演出のことですね。
見せびらかすという意味合いでは『衒い(てら)』と通ずるものがあります。
『奇抜さを狙った演出』=『奇を衒う(てらう)』ですし。
また『衒い(てらい)のない』と似たような意味で『外連(けれん)のない』という使われ方もします。
まとめ
最後にもう一度まとめまておきます。
■衒い(てらい)・・・才能や知識をひけらかすこと。実際以上によく見せること。
■外連(けれん)・・・見た目重視の演出(特に歌舞伎や人形浄瑠璃)
です。
違いを一言で言ってしまえば衒いは内面的なはったりで外連は外見的なはったりを表していることが多いです。
中身のともなっていない見た目重視のひけらかしって、周りの人から見たらバレバレだったりしますよね。
きっちりと実力をつけていきたいものですね。
では、今回はこの辺で。