囲碁は『打つ』。将棋は『指す』。
ではオセロやチェスなど他のボードゲームは『打つ』と『指す』どちらを使うべきなのでしょうか?
言葉の意味を解説しながら、分かりやすく説明していきます。
オセロは『打つ』。チェスは『指す』。
最初に結論を書きます。
オセロは『打つ』。チェスは『指す』です。
(※正確にはチェスは『Play』らしいです。でもまあ日本語だったらってことで続けます)
『打つ』と『指す』、ことばの意味の違いに注目しながら、詳しく見ていきます。
『打つ』の意味
Googleで『打つ』と検索すると次のように出てきます。
碁や将棋をする。また、碁石や将棋のこまを盤のある位置に置く。
分かりやすく書くと、
盤面の外から新しく『こま』を置くこと
を『打つ』といいます。
囲碁は碁石をどんどん追加していきます。ですので、囲碁を打つという表現です。
オセロも同様に、新しく置いていくので『打つ』ですね。
調べてみると『オセロの打ち方』なんてタイトルの本もありました。オセロは『打つ』で間違いなさそうですね。
『指す』の意味
Googleで『指す』と検索します。
将棋のこまを進める。将棋をする。
このように、
盤面内で『こま』を移動させること
を『指す』といいます。
将棋はあらかじめ置かれている駒を移動させるゲームです。だから将棋を指すという表現です。
チェスも同様に移動させるので、あえて日本語で言うと『指す』です。
ちなみに将棋の解説では『相手の駒を奪って新たに置く』ときには『打つ』と表現しているそうです。
ここまででメイン部分は終わりなのですが、オセロについて調べてみると興味深かったので、ちょっとだけ書きます。
オセロのゲーム性がすごいらしい
オセロってルールは簡単ですよね。1分あれば覚えられます。
ルールが簡単だから、単純なゲームだと思っている方も多いのではないでしょうか?
しかし!オセロのキャッチフレーズは
“A minute to learn, a lifetime to master”
(覚えるのに1分、極めるのは一生)
だそうです。Wikipediaによると、
単純なルールながらゲームとしての複雑さは人間がゲームの木の全展開を把握可能な程度を超えており、いまだにコンピュータによる全解析は達成されていない。
・・・なんかカッコいいですね、オセロ。正直なめてました。
必勝法とかあるんじゃないかと思ってたんですが、すごく複雑なゲームだったんですね。
単純で奥が深いんですね。いや、素晴らしいです。
ではでは、今回はこの辺で。