鯉のぼりの横に旗があるのを見たことはありますか?あれは地域によってあったりなかったりするそうです。
そんなわけで今回は『鯉のぼりの横にある旗の名前は?どんな意味があるの?』というテーマで書いていきます。
鯉のぼりの横に旗。名前は『武者絵のぼり』
鯉のぼりの横にある旗。あれの名前は『武者絵(むしゃえ)のぼり』です。
他にも『武者(むしゃ)のぼり』、『のぼり』、『矢旗(やばた)』などの呼び名もあります。
『武者絵のぼり』をたてる地域は?
鯉のぼりは全国的ですが、横の旗『武者絵のぼり』は限られた地域のイベントです。
『武者絵のぼり』をたてるのは主に甲州、中部、九州地方なんだとか。
『武者絵のぼり』がない地域の人が九州の人と結婚すると、お互いに驚くかもしれませんね。
かくいう私も九州出身で、『武者絵のぼり』は全国的なものだとばかり思っていました。
『武者絵のぼり』には何が描かれているの?
『武者絵のぼり』には
■子供の名前
■家紋
■絵(武士、龍と虎など)
が描かれていることが多いです。
オーダーメイド作るので、細かいオーダーができるところも多いみたいです。家紋を無くしたり、フルネームにしたり様々です。
『武者絵のぼり』の由来は?
次は『武者絵のぼり』の由来についてです。
まずは『鯉のぼり』ができた流れをざっと書きます。
■将軍に男の子が生まれると『のぼり』を立て祝う
↓
■武家が真似し、男の子が生まれると『のぼり』を立て祝う
↓
■お金持ちな庶民も真似し、男の子が生まれると『のぼり』を立て祝う
↓
■庶民が中国の言い伝えから『のぼり』に鯉の絵を描くようになる
↓
■現在の『鯉のぼり』の形に!
という流れです。
『武者絵のぼり』は将軍や武家の『のぼり』が由来と言われています。
『のぼり』 → 『鯉のぼり』
となったパターンが多いようですが、地域によっては
『のぼり』 → 『鯉のぼり』+『武者絵のぼり』
というパターンで『武者絵のぼり』が残ったのでしょう。
『武者絵のぼり』は立てた方がいいの?
先ほど書きましたが、地域によって変化したパターンが違うだけです。どっちが正解とかはありません。
子どもや自分たち、親の意見などを考えて、みんなが気持ちよくお祝いできればそれが正解です。
ネットを見てみると、『武者絵のぼり』のことが原因でケンカになっているなんて話もあるみたいです。
地域によって風習が違うのは当たり前のことです。それぞれを尊重していきたいものですね。
以上、『鯉のぼりの横にある旗の名前は?どんな意味があるの?』でした。
最近はネットやテレビなどの普及で、日本全国で同じイベントが行われる印象があります。
『武者絵のぼり』は小さな文化ですが、地域性が出ていて私は好きです。
全国どこでもなんでも一緒なんて味気ないと思いませんか?
では、今回はこの辺で。