こんなタイトルをつけると、私がスタバで働いていた経験があると思うかもしれませんね。最初に言っておきます。私はスタバはおろか、飲食店で働いたことすらありません。
ちょっと待った。『未経験者の言ってることなんて・・・』と戻るボタンを押す前に考えてみてください。
接客はお客様目線で!とか言ってるわりに、ネットも本も『接客のプロ』たちの意見ばかりじゃないですか?大事なのはお客さん目線じゃないの?
そんなわけで、私がお客さんとしてスタバに行ったときに感じた接客のコツを紹介します。
『スタバの接客術』の本には書いてない
私は色んな土地のスタバに足を運んでいますが、ほとんどの店でとても気持ちの良い接客をしてくれます。ご存じの方も多いでしょうが、スタバは接客のレベルが高いと評判です。
『スタバの接客術』に関する本も多く出版されています。Amazonで本カテゴリーで『スターバックス』と検索すると176件ヒットします。
私も数冊『スタバの接客術』に関する本を読みました。とても勉強になるので、興味のある方はぜひ読んでみてください。しかし、今回この記事で伝えたい『接客のコツ』は本には書いていません。たぶん176冊全部読んでも書いてないです。
実際にスタバの店舗で、コーヒーを飲んでいる時に見かけたんです。
接客のコツは投げキッス
私がコーヒーを飲みながらふと顔を上げると、シフトを終えた男性スタッフがカウンターから出てくるところでした。
注文待ちやドリンク待ちの人はおらず、カウンター周りはスタッフだけです。
だから油断したのでしょう。
したのです、投げキッスを。
レジをしていた女性スタッフに向けて。
・・・!?
あまりのことに、私はコーヒー片手に固まってしまいました。
しかし、ここからもう一回驚かされます。
なんとレジの女性スタッフも、
返したのです、投げキッスを。
すげえナチュラルに。
爽やかに。
念のために言っておきますが、イタリアでの出来事ではありません。日本の、しかも地方都市・福岡県での話です。まさか日本(しかも福岡)であいさつ代わりの投げキッスを見る日が来るなんて思いもしませんでした。
お客さんに配慮した、小さく静かな茶目っ気です。私以外には誰も見ていなかったと思います。
この投げキッスに接客のコツがギュッと詰まっています。
投げキッスができる雰囲気なのか?
接客業の方はぜひ考えてみてください。スタッフが投げキッスができる雰囲気なのか。
一見バカバカしく思えるかもしれませんが、ハードルがどんでもなく高いです。
まさかマニュアルに投げキッスを入れるわけにもいきませんよね。
■店がうまくいっていること
■スタッフが自発的であること
この2つはクリアしていないと、投げキッスが出てこないでしょう。
店がうまくいっているというのは売上のことではありません。店全体のシステムがうまく回り、スタッフのダメージが少ないという意味です。疲れ切ったスタッフが帰り際に投げキッスなんて、できるはずありません。
スタッフが自発的というのは、マニュアルでガチガチにされていないということです。マニュアルがあっても全然いいのですが、スタッフ一人ひとりが『マニュアルが何のためにあるのか』を分かっている必要があります。
結論:スタッフが楽しめているか?
接客のコツは『お客さんに喜んでもらうこと』だと私は思います。それを実現するにはスタッフ自身が楽しんでいることが大事です。
どんなに表面的に取り繕っても、スタッフの空気感はお客さんに伝わります。
お客さんを楽しませたいなら、スタッフが楽しめているか?です。
端的に言えば『投げキッスできるか?』ってことになるんだと思います。
以上、私が思う『接客のコツ』でした。
ぜひ投げキッスを仕掛けてみてくださいね!お客さんに見つからないようにしないと、ブログのネタにされます。気をつけてください。
では今回はこの辺で。