スポーツや運動をする時、試合前や大事な場面で「集中」しようとしますよね。
実はこの「集中」、二種類あるって知っていましたか?
二種類ある「集中」はまったくの別物で、正反対の効果があります。
間違った「集中」をしてしまうと、逆効果になり実力が発揮できません。
正しい「集中」をするために種類別の方法と効果を説明します。
選手だけでなくコーチや監督などもぜひ知っておいてくださいね。
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二種類の「集中」を区別するために名前をつけます。
このブログでは「リラックス集中」と「アドレナリン集中」としておきましょう。
「リラックス集中」は「いつも通りの力」を出したい運動に適しています。
パワーよりは精度重視のもの。
サッカーのPK、バスケのフリースロー、弓道などですね。
力を抜いて、練習通りの動きをしたい時は「リラックス集中」です。
「アドレナリン集中」は「いつも以上の力」を出したい運動に適しています。
精度よりもパワー重視のタイプです。
重量挙げ、腕相撲、短距離走などがこのタイプです。
120%の力が求められる場面で、自分が普段無意識にセーブしている力を使うことが「アドレナリン集中」の目的です。
精度が求められる運動で効果的な「リラックス集中」。
その具体的な方法を説明します。
1、深呼吸
4秒かけて吸って、8秒かけて吐くのが理想です。
深呼吸は浅くなりがちですので、しっかり時間をかけて行うように意識してみてください。
自分が「リラックス集中」できているかどうかは心拍数である程度判断できます。
心拍が落ち着くまで何度か深呼吸を繰り返しましょう。
2、ルーティン
ルーティンはラグビーの五郎丸選手で一気に有名になりましたね。
毎回決まった動作をすることで気持ちを落ち着かせることができます。
簡単なルーティンでも効果があります。
たとえばサッカーのPKなら、つま先で何度か地面を叩くなどでも効果があります。
3、イメージする
弓道なら的を見つめて、的の真ん中に弓が突き刺さるのをしっかりをイメージします。
バスケのフリースローならリングを見つめて、そこにボールが入るのをイメージします。
これから自分がすることをイメージすることで「リラックス集中」することができます。
次は120%の力が求められる際の「アドレナリン集中」。
その方法を紹介します。
1カラダを手のひらで叩く
腕や足、ほっぺなどを手のひらで叩きます。
いろんな場所を数回叩きます。
さきほどの「リラックス集中」とは違い、「アドレナリン集中」はカラダを刺激していく方法です。
パワーを爆発させる準備をしていくイメージです。
2、大声を出す
大声を出して、自分のテンションをあげます。
「俺は○○できる!!」となるべく大きな声で三回言ってください。
人間は普段は無意識にパワーをセーブしています。
その無意識の力を活用して、いつも以上の力を発揮させましょう。
二種類の集中、「リラックス集中」と「アドレナリン集中」の違い分かっていただけましたでしょうか?
管理人は中学のときサッカーしてたけど、こんな話聞いたことなかったです(笑)
では今回記事のまとめです。
■集中には「リラックス集中」と「アドレナリン集中」がある。
■いつも通りの力を出したい時は「リラックス集中」。深呼吸、ルーティン、イメージ。
■いつも以上の力を出したい時は「アドレナリン集中」。カラダを叩く、大声を出す。
です。
ではでは、今回はこの辺で。
何かの参考になってくれれば幸いです。
では!
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