今回は話にオチをつける方法を落語から学んでいきます。
え?どうして落語かって?落語という言葉は『落とし話』からきており、オチをつける方法を学ぶのにピッタリだからです。
『話がツマラナイ』『で、オチは?』とよく言われてる人はぜひ読んでみて下さいね。
面白い話のテーマの選び方
オチの話にいく前に、まずは面白くなりやすい話のテーマの選び方を紹介します。
落語でよく使われるテーマに次の3つがあります。
1、粗忽噺(そこつばなし)
おっちょこちょい、間抜け、あわてんぼうな人が出てくる話です。粗忽はそそっかしいという意味の言葉です。
自分の体験でもいいし、周りの人の話でも問題ありません。おっちょこちょいなエピソードはオチが決まると面白くなります。
2、長屋噺(ながやばなし)
長屋とは集合住宅のこと。長屋噺は家族やご近所さんの話です。
奥様方が集まると家族orご近所さんトークをずっとしていますよね。一緒にいる時間が長い家族やご近所さんは、話のネタがつきないのかもしれませんね。
3、艶噺(つやばなし)
恋愛や色恋のはなし。いわゆる恋バナです。
オチとか関係なしに若い人は恋バナ好きな人ですよね。放課後トーク・女子トークの定番ですよね。
この3つが王道です。面白い話がしたいなら3つのテーマから選びましょう。
組み合わせるのは全然OKです。例えば『そそっかしい家族の話』『兄が彼女を連れてきた話』などがありますね。
オチをつける方法①:余計はことは言わない
オチをつけたいなら、余計なことは言わない方がいいです。オチと関係ない情報はばっさり切って、なるべくシンプルにします。
余計なことを言うデメリットは2つ。話が長くなることと、オチが分かりにくくなることです。
話が長くなると聞いている側が飽きてしまいます。テンポ感が大事です。
オチが分かりにくいのはもっと困ります。聞いている人が『まだ話の途中』だと思うからです。続きがあると思うから、促すために『で?』って言うんです。
オチをつける方法②:予想をひっくり返す
ここです。これが最重要ポイントです。
オチとは予想がひっくり返されることです。
大事なことなので、もう一度。
オチとは予想がひっくり返されることです。
予想通りの展開はオチにはなりません。話の最後に『思ったとおりの展開』を裏切りましょう。
聞いている人の『そっちかよ!』という気持ちが、話をきゅっと締めます。
オチをつける方法③:オチをつけようと思って話す
最後なんですが、オチをつけようと思って話すことが大事です。
自然にオチのある話ができる人もいますが、この記事を読んでいる人はそうではないはずです。
『オチをつけよう』という意識を持つだけで、話し方が全然違うものになります。話の内容は同じでも、オチの前に一呼吸入れたり、オチだけテンションを変えたりします。
要はオチが分かりやすくなります。特別に面白くなかったとしても、オチだと分かれば聞き手はストレスを感じません。分かりやすいことはとても大事です。
ぜひ意識してみてください。
以上、『話にオチをつける方法を落語から学ぼう』でした。
面白い話をしたい人は参考にしてみてくださいね。
では今回はこの辺で。