円安って海外旅行や海外のブランド品が高くなるから、あんまり嬉しくないですよね。
円高の方がメリットを感じる方の方が多いと思います。
しかし円安は国の景気回復にとても大きな影響を及ぼします。
そのメカニズムについて要点を分かりやすく説明します。
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◆円高が景気を悪くする理由
まず、円高について考えます。
円高の時は海外に行くと物価は安くなるので、海外旅行にいく人が増えます。
そして海外からの輸入品が安くなるので、多くの人が輸入品を買います。
その結果どうなるかというと、日本のお金が海外に流れていってしまうのです。
世界基準で見れば日本円の価値が上がりますが、実は大量の日本円が海外に流れてしまい、国内のお金の流通量が減ってしまいます。
ですので、国内のお金の流れが悪くなり、結果として景気が悪くなってしまうのです。
◆円安が景気を良くする理由
円高の時と逆に考えます。
旅行で日本に来る外国人が増え、日本の輸出品が海外で売れます。
海外のお金が日本に流れ込んできます。
その結果、世界的に見れば日本円の価値が下がりますが、国内のお金の流通量が多くなります。
お金の流れが良くなれば景気回復に繋がるというわけです。
たくさんある理由の一つでしょうが、これが円安が景気回復に繋がるメカニズムです。
簡単に言ってしまえば、国と国とのお金の流れが変わってしまうのです。
個人単位で見ても、なかなかこの事実は見えてこないですね。
グローバル化がこれだけ進むと、もはや国単位ではなく世界規模で見ないと分からないことも多いのかもしれません。
この時代に生まれてしまったんですから、諦めて色々学びましょう!
では今日はこの辺で。
では、また。
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