「会社のせいで家族と過ごす時間が少ない」「会社のせいで働いても働いても給料が上がらない」なんて言葉を聞くことがあります。
たしかにサラリーマンであれば、会社のルールに縛られてしまいます。
愚痴の一つや二つも言いたくなりますよね。
でも愚痴ばかり言ってても何も変わりません。
「会社のせいで」と感じた時に「会社のおかげで」の恩恵もたくさん受けていることを考えてみてはどうでしょう。
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「会社のせい」という言葉は、自分の人生の舵取りの多くを会社に任せてしまっているために出てきてしまうものではないでしょうか。
自責と他責という言葉があります。
何か問題が起きた時に、自分を責めるのか他人を責めるのか。
言い換えると、責任を自分に置いているのか、責任を他人に置いているのかという話になります。
会社のせいでと言ってしまう人は他責です。
責任は自分ではなく、会社にあると言ってしまっている。
これって傍から見ると、ちょっとかっこ悪くないですか?
一般にプロフェッショナルと呼ばれる人は、自責の人です。
一流のアスリートは勝てなかった理由を自分の外に置きません。
自分の中に置きます。
「監督のせいで勝てなかった」なんて言ってるスポーツ選手は見たことないですよね。
愚痴りたくもなるでしょうが、会社のせいにしてても何も変わりはしません。
会社を選んだのも、会社を辞めないという判断をしたのも自分です。
会社のせいでを一度呑み込んで、自分の人生に責任を持ってみてはどうでしょうか。
ちなみにですが、会社を変えることができるのは会社に不満を持っている人です。
今の会社に満足している人には絶対に会社を変えることはできません。
「会社のせいで」と頻繁に思ってしまう人は、大きな可能性を持ってますよ!
調子の悪い時は「会社のせい」にするのに、調子の良い時は「自分の力」なんて思っていませんか?
ほとんどの商談は会社の看板ありきです。
あなたの先輩がしっかり実績を作ってきたおかげです。
新人のあなたにも給料が振り込まれるのは、先輩があなたの分も稼いでいるからです。
売上が好調なのは、バイヤーが良い商品を仕入れてきたからです。
他にも「当たり前」になりすぎて忘れがちなことはたくさんあります。
会社のおかげで恩恵を受けていることを、一度じっくり考えてみて下さい。
確定申告はまとめて会社がしてくれます。
健康診断は年一回、会社が費用をもってくれてます。
明日会社がなくなっても何の問題も無い人がいるでしょうか?
必ずすべての人は会社のおかげで恩恵を受けているはずです。
組織に属するということは、その場所のルールに縛られることです。
自由には責任がセットでついてまわります。
周りにあわせようと「会社のせいで」と口走ってしまった時に「会社のおかげで」もセットで思ってみてはどうでしょう。
考えてみれば、多くの場面で守られていることに気が付くはずです。
長い時間を過ごす会社を嫌いになっても、もったいないですよ。
気持ちで損するだけです。
実際にサラリーマン制度が無かったら、すっごい困る人がわんさか出てくるでしょう?
悪いとこばっかり見ないでバランス良く良い面にも目を向けてみた方が、仕事が楽しくなると思います。
では今回はこの辺で!
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