暴風域と強風域の違い、暴風域と暴風警報の違いって分かりにくいですよね。
台風情報や天気予報で、『○○が暴風域に入りました』とか『○○地区に暴風警報が発表されました』とかよく聞きます。
暴風域と強風域と暴風警報の違いを分かりやすく、具体的な被害レベルを交えながら書いていこうと思います。
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平均風速が25m/s以上の風が吹いている地域です。
地形条件などで実際に吹く風の強さが異なる場合もあります。
暴風域に入りますと、飛行機や船舶などの多くが欠航になります。
電車も運休になる可能性が多く、道路も一部通行止めになる可能性があります。
内陸部ではあまり見られないレベルの風です。
風速25m/sというと根こそぎ倒れる木が出始め、家屋にも大きな被害が起きる速度です。
暴風域の風速25m/sを体感されたい方は時速90㎞で走る車内から少しだけ手を出してみて下さい。
危ないので、絶対にふざけてはやらないで下さいね!
平均風速が15m/s以上25m/s未満のの風が吹いている地域です。
地形条件などで実際に吹く風の強さが異なる場合もあります。
強風域内であっても、飛行機や船舶は状況によっては通常通り運航可能です。
しかし状況や目的地によっては欠航する可能性もあります。
だいたい風速15m/sで、大きな木が幹ごと揺れる速度です。
風速19m/sで風に向かって歩けなくなり、風速21m/sで瓦が飛ぶ速度です。
暴風域の風速15m/sを体感されたい方は時速54㎞で走る車内から少しだけ手を出してみて下さい。
危ないので、絶対にふざけてはやらないで下さいね!
暴風警報は実は市町村レベルで数値が異なります。
18~20m/s程度で発表する地域が多いです。
18m/sを体感されたい方は時速64㎞で走る車内から少しだけ手を出してみて下さい。
強風注意報も同じく住んでいる地域で数値が異なります。
12m/s程度で発表する地域が多いです。
12m/sを体感されたい方は時速43㎞で走る車内から少しだけ手を出してみて下さい。
○○m/sの風を体感されたい方は、その速度を3.6倍した時速の自動車から少しだけ手を出してみて下さい。
何度も言いますが車から手を出すのはとても危ないです。
必ず注意を払って行ってください。冗談では絶対にしないように!
まとめると
強風注意報(風速12m/s~)
強風域(風速15m/s~25m/s)
暴風警報(風速18m/s~)
暴風域(風速25m/s~)
です。
それぞれのレベルを覚えておいて、相応の対応や心構えをしましょう。
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