『1回』と『1度』の違いはなんでしょうか?
気になったので、くわしく調べてみました。
※画像が神社なのはお百度参りからの安易な発想です(笑)
目次
『1回』『1度』をgoo辞書で調べると
まずは言葉の意味を調べます。goo辞書で『1回』と調べると以下の意味が出てきました。
1 一度。ひとたび。「週に―の稽古」「―行ってみよう」
2 ひとまわり。ひとめぐり。
3 小説などの一章または一段。
4 野球で、最初の回。「―の表」
・・・最初に思いっきり『一度』って出てきちゃいました。
まさかとは思い、goo辞書で『1度』と入れます。
1 1回。いっぺん。ひとたび。「―おいでください」「一生に―の体験」
2 (副詞的に用いて)いったん。ひとたび。もし。「―食べたら忘れられない味」→一度に
はい。頭に『1回』の文字が見えました。
ということで結論!意味は同じです。
・・・これで終わらすとあっけなくて記事になんないです(笑)
せっかくです。もう少し深堀りします。
『1回』は次がある。『1度』は次がない
ネットを色々調べてたら、こんなページを見つけました。
https://naohilog.com/study/misconception-and-defference-of-japanese/
このページによると、『1回』には次があり、『1度』には次が想定されていないそうです。
考えてみると、確かにそうですね。
『3度目の正直』『一生に1度のお願い』など、次は想定されていませんね。
毎年のイベントは『7回目の結婚記念日』で、7度目だと少し違和感があります。
例外的でしょうけど『2度あることは3度ある』は次が考えられていますよね。
『1回』は回数制限なし。『1度』は3度くらいまで
『回は上限なく使えて、度は3度くらいまで』という意見も見かけました。
これも納得です。だいたいはその通りですね。
ただ、これにも例外がいます。『お百度参り』・・・100なのに『度』です。
『1回』はただのカウント。『1度』は大事な意味がある。
他にも『1回』はただのカウント。『1度』は大事な意味がある、という意見がありました。
私も同じ意見です。
『9回裏』など『回』はただのカウントです。数字を数えているだけです。
一方、『1度きりの人生』『仏の顔も三度まで』など、『度』をつかう場面は一つ一つが大事な意味をもつイメージです。
『お百度参り』も一回ずつ心を込めます。100回参りではありませんよね。
しかし、これも絶対ではありません。
あくまで、そういう気がするといったレベルの話です。
まとめ
最後に記事のまとめです。
■『1回』と『1度』は辞書的には違いがない。
■『1回』は次があり『1度』は次がない。(例外あり)
■『1回』は回数制限がなく『1度』は3度くらいまで。(例外あり)
■『1回』は数字のカウントで『1度』は大事な意味がある(絶対ではない)
結局、100%確実なのは『辞書的には違いがないことだけでした。
でも、なんとなく雰囲気みたいなものは伝わったのではないかと思っています。
では今回はこの辺で。