「夫婦水入らず」「家族水入らず」など身内だけで集まることを「水入らず(水いらず)」と表現します。
どうして「水いらず」なんて言い回しなのでしょうか。その由来や語源を解説します。
Sponsored Link
「水と油」に由来
水と油を同じ容器に入れても混ざりません。重さが違うので分離していまいます。
このことから「混じりあわないもの」や「うまくいかない関係」のことを水と油といいます。
水入らずはこの「水と油」に由来しています。
水=他人、油=身内
身内(油)だけで集まり、他人(水)はいれないことを「水入らず」と表現します。人間関係を水と油の関係性に例えたのが由来です。
また血縁関係は他人の深い絆より強いという意味で「血は水よりも濃い」という言葉もあります。これも血が水より重い液体であることに語源があります。
別説:杯(さかずき)を洗う必要がない
水入らずの由来にはもう一つ説があります。
飲み物を飲む時に杯(コップのことです)を水で洗う必要が無いほど仲が良いからきているという説です。
私は「水と油」説の方を推していますが、これもおもしろい説ですね。
水いらずは血縁関係がある場合に用いるので、やはり「水と油」の方ではないでしょうか。(私は専門家ではありません。一意見としてお願いします)
以上、水いらずの由来や語源についてでした。
ときどきは水入らずで旅行でも行きたいものですね。
では、今回はこの辺で。
Sponsored Link