今日は人と人との距離の話です。
夫や妻に冷たいのに、他人にやさしい人
夫や妻に冷たいのに、他人にやさしい人っていますよね?
例えば会社では「部下に慕われる優しい上司」なのに家に帰っても「自分の奥さんにイライラしてばかり」の夫とか。
例えばママ友のなかでは「優しく気が利く素敵なママ」なのに「自分の旦那さんには冷たい言葉を言ってしまう」妻とか。
こんなことを書いている僕にも心当たりがあります。
イライラしている自分に、余計イライラしてしまうんですよね。
やさしくする人を間違えていませんか?
誰にでも一度や二度は「夫や妻などの近い関係の人に冷たくしてしまった」経験があると思います。
あまり関わりの多くない他人には優しくできるのに・・・なんて人もいるかもしれません。
でも、これって逆です。
よく考えたら、距離の近い人ほどやさしくするべきですよね。
夫や妻など距離の近い人は、一緒に過ごす時間がとても長く大切な人です。やさしくしたいはずです。
距離が近くなりすぎて、見失ってしまうのでしょうか。
夫婦間だけではなく、家族や恋など距離の近い人にはついついキツくあたってしまうことがあります。
「良い距離感」なんて言葉がありますが、あまりに距離が近いと「気づかい」が無くなってしまいがちです。
いつも一緒にいるだけに「距離感」が難しいですよね。
やさしさの全体量が少ない時の優先順位
僕の持論ですが「優しさには限界量がある」と思っています。
元気な時や余裕たっぷりな時はいいのですが、余裕のないときに「他人に気を遣う」と「夫や妻に冷たくしてしまう」原因になってしまうのではないかと。
たぶん完璧な人は、距離なんて関係なく全員にやさしくできるのでしょう。
でもほとんどの人は、疲れると「やさしさの全体量」が少なくなるものです。
限界があると理解して行動することは悪いことではないと思います。
自分の中の「やさしさの全体量」が少ないと思った時は、なるべく他人との接触を避けて、距離の近い人にやさしさを使ってください。
他人にやさしくするなってことじゃないですよ。
僕だってできれば全員に優しくできればいいなと思います。
僕が言いたいのは「他人よりも大事な人にパワー使おうよ」ってことです。
ムーミンのスナフキンのセリフでこんなセリフがあるそうです。
いつもやさしく愛想よくなんてやってられないよ。
理由はかんたん。時間がないんだ。
ちょっと冷たく聞こえるかもしれないですが、時間も優しさも有限です。
ぜひ一度考えてみてくださいね。