UNISON SQUARE GARDENの『シュガーソングとビターステップ』。
歌詞に出てくる『平等性原理主義』と『蓋然性合理主義』の意味が分からなかったので調べました。
できるかぎりわかりやすく説明します。
まずは結論
いきなり結論からいきます。
■蓋然性合理主義とは確率低いのは捨てていこうよ!効率悪いじゃん?という考え
です。
くわしく説明します。
平等性の意味
平等はみんな同じようにすることですね。
性は接尾辞(せつびじ)で~の傾向があるという意味合いです。
原理主義の意味
原理主義という言葉は宗教的に使われることもありますが、一般的には
決まった考えやルールをきちんと守ろうとする
という意味です。
平等性原理主義とは
つまり平等性原理主義とは
平等の傾向があるべきという考えを守ろうとすること
↓
平等が一番良いよね!そうでしょ?
ってことです。
ここからは私の独り言です。
『平等』=『(何に対しても)好きって言わないといけない空気感』だと思います。
ぜんぶに好きって言わないといけないなら、心なんてあってもなくても変わらない。
大嫌いなものもあっていいし、大好きなものも見つけよう。
そして言葉にしよう。
って意味かと。
蓋然性の意味
蓋然(がいぜん)性は以下の意味です。
ある事柄が起こる確実性や、ある事柄が真実として認められる確実性の度合い。確からしさ。
これを数量化したものが確率。「蓋然性の乏しい推測」
(引用:デジタル大辞泉(小学館))
なにやら難しい・・・。
蓋然性は可能性と似ていますが、ちょっと違います。
【蓋然性と可能性の違い①】
■可能性は『0%』~『100%』まである。
■蓋然性は『高い』or『低い』の2択で使われることが多い。
【蓋然性と可能性の違い②】
■可能性は『確率として起こり得るか?』
■蓋然性は『実際に起こり得るか?』
例を出します。
1時間後にとつぜん大雨が降る可能性はあるが、蓋然性は低い。
1時間後に大雨が降り出す可能性は1%くらいはあるかもしれませんが、実際にはあり得ないと言っていいレベルです。
合理主義の意味
合理主義はもっとも効率の良いやり方で目標を達成しようという考えです。感性ではなく論理を重視します。
効率主義とも言い換えできます。
蓋然性合理主義とは
つまり蓋然性合理主義とは
確実性を『高い』or『低い』の2択で分けて、効率的にやっていこうとすること
↓
確率低いのは捨てていこうよ!効率悪いじゃん?
ってことです。
こっから独り言タイムです。
やる気の出る音楽、泣ける音楽、盛り上がる音楽なんて言い方をしますよね。
音楽にそういう力があるのは事実です。
分かりやすくて効率もいい。別に悪いことじゃないです。
でも音楽を通して『言葉じゃない何か』が伝わる可能性があります。
誰かにとって音楽は『道具ではない』可能性があります。
蓋然性は低いですが、可能性はあります。
そういう可能性(とても小さな可能性)を捨てて蓋然性を重視した時、
音楽は道具に成り下がってしまうのかもしれません。
まとめ
最初にも書きましたが、もう一度まとめときます。
■蓋然性合理主義とは確率低いのは捨てていこうよ!効率悪いじゃん?という考え
以上『平等性原理主義、蓋然性合理主義ってどんな意味?』でした。
シュガーソングとビターステップ、ほんと名曲。