「1オクターブ上げる」とか「1オクターブ下げる」という表現ってよく聞きますよね。
そもそも「1オクターブ」とは何なのでしょうか?
カラオケで何音上げれば(下げれば)1オクターブ上(下)になるのでしょうか?
専門用語を使わずに、分かりやすく説明します。
1オクターブとは?
1オクターブとは【ある1つの音】から【次の同名の音】までの幅のことです。
音の高さはドレミファソラシドですよね。
例えば【ファ】から【次の高い ファ】までのことを1オクターブといいます。
【レ】から【次の次の低い レ】までなら2オクターブです。
1オクターブのオクトは8
音の高さを数えると
(1)ド(2)レ(3)ミ(4)ファ(5)ソ(6)ラ(7)シ(8)ド
で1オクターブは8音です。オクターブという名前にも数字の8が関係あります。
オクターブ(octave)のオクト(oct)はギリシャ語で8を意味します。
ちなみにタコ焼きのタコは英語でオクトパス(Octopus)。これもタコの足が8本であることからきています。
カラオケで1オクターブ上にするには何個上げればいいの?
先ほど1オクターブは8音と書きました。
しかし、8音というのは#(半音上げる)をカウントしていません。
ふつうカラオケは半音ずつキーが上がったり下がったりします。
#を入れると、
(1)ド(2)ド#(3)レ(4)レ#(5)ミ(6)ファ(7)ファ#(8)ソ(9)ソ#(10)ラ(11)ラ#(12)シ(13)ド
となるので、1オクターブ上げるには12上げる必要があります。
同じように1オクターブ下にしたいなら、12上げる必要があります。
カラオケで1オクターブ上にはできない
先ほどカラオケで1オクターブ上にしたいなら、キーを12上げる必要があると書きました。
しかし、実際のカラオケでは±6までしかできません。
±6あれば、すべてのキーに対応できるからです。
例えば、歌いだしが「ド」の曲は1オクターブ上にしても歌いだしは「ド」です。
同じ「ド」なので、自分の歌声だけ1オクターブ上にすれば、きれいに聞こえます。
半音で+8で歌いたい時は、-4して1オクターブ上で歌えばOKです。
このように±6ですべてに対応できるので、基本的にはカラオケにはそれ以上のキー操作機能はついていません。
以上『1オクターブとは?カラオケで何音上げればいいの?』でした。
私は高校生の頃、毎週末のように安いカラオケに行っていました。よく飽きなかったですね、我ながら。
まあ、今でもカラオケ好きですけどね。そんなに行かなくなりました。大人になるってそういうことなのでしょう。
ではでは、今回はこの辺で。